【再現性の高い成功法則】3年連続で表彰された“勝ち続けるMR”が実践した5つの思考と習慣
投稿日:2025-11-03 /
「あの人は特別だから売れる」——そう思っていませんか? 実は、全国表彰常連の“トップセールスMR”が日々行っていることの多くは、**誰でも再現できる思考と習慣**に支えられています。
本記事では、外資・内資双方でトップ評価を連続獲得した現役MRの経験をもとに、**売上を安定的に伸ばし続けるMRに共通する5つの習慣と再現プロセス**をまとめました。 明日からあなたの営業活動に取り入れられる内容です。
目次
- 1. 「数」より「構造」を見る:ターゲティング設計の再現ルール
- 2. 顧客ゴールと自分のKPIを“接続”する習慣
- 3. 競合を気にせず勝てる「土俵選択思考」
- 4. チーム力で成果を最大化する“社内巻き込み”の技術
- 5. 「質×タイミング」で勝つ営業日報リフレクション法
- 6. Excelで再現できるターゲティングシート構成
- 7. まとめとキャリアの次ステップ
1. 「数」より「構造」を見る:ターゲティング設計の再現ルール
勝ち続けるMRは、「訪問件数=成果」とは考えません。 重要なのは、“成果に直結する構造を把握してから動くこと”です。
▶ 実践のステップ
- 担当エリアを「市場規模×潜在患者数×競合カバレッジ」でマトリクス化。
- A:重点高成長/B:維持/C:将来性あり、の3層に分類。
- リソース(時間・情報・同行)をA層に70%以上集中投下。
- 月次でランクの見直しを行い、動的にターゲットを入れ替える。
このように“量的活動の最適化”ではなく、「構造的ターゲティング」を回せるかがトップMRとの差になります。
2. 顧客ゴールと自分のKPIを“接続”する習慣
優秀MRほど、医師の目標と自分のKPIを「同じベクトル」に乗せています。 医師が何を課題に感じ、どんな成果を求めているかを明確に言語化できると、提案の精度は劇的に上がります。
▶ 再現ポイント
- 面談時、「この治療で先生が今一番困っていることは何ですか?」を必ず質問。
- 医師の回答を“顧客ゴール”としてCRMやExcelに記録。
- 自分のKPI(採用数・処方件数など)と照らし合わせ、「共通ゴール」を設定。
- 次回訪問時、「前回お話しした課題への進展」を必ず確認する。
このシンプルな「聞く→つなぐ→再訪」のサイクルこそ、再現性の高い成果創出の核です。
3. 競合を気にせず勝てる「土俵選択思考」
競合と同じ“説明勝負”に持ち込んでも勝率は上がりません。 トップMRはむしろ、「勝ちやすい土俵」を自ら選びに行きます。
▶ 実践のステップ
- 競合と比較しやすい患者層ではなく、“まだ治療が届いていない”患者層を見つける。
- その層に合わせた症例共有・データ提示を設計し、医師に“新しい視点”を提供。
- 「比較」ではなく「拡張(新たな適応・患者層)」で話す。
この“土俵選択”を意識すると、プレッシャーや価格競争に巻き込まれず、「医師の信頼領域」で勝てるようになります。
4. チーム力で成果を最大化する“社内巻き込み”の技術
優秀MRは「1人で全部やる」ではなく、“社内外の専門性を成果変数に変える”ことが得意です。
▶ 再現ポイント
- 学術・MSL・マーケとの連携会議を月1で設定し、顧客課題を共有。
- 学会・講演情報をリード獲得のきっかけとして共有資料化。
- 施設薬剤師・地域連携室など「院外リソース」にも接点を作る。
- 協働した事例を必ず日報に残し、再利用できる知見化を行う。
これにより、単発成果ではなく「再現可能な成功パターン」をチームとして蓄積できます。
5. 「質×タイミング」で勝つ営業日報リフレクション法
成果が続くMRは、必ず「反省」と「次回仮説立案」を日報の中で行っています。 量ではなく、**“どの訪問がどんなインパクトを生んだか”**を分析するのがポイントです。
▶ チェックのフレーム
- 訪問目的は明確だったか?(提案・確認・合意)
- 医師のリアクションはどう変化したか?
- 次回行動のトリガーを作れたか?
- 想定外の情報・抵抗はなかったか?
この「訪問→記録→分析→仮説→再訪」の習慣を回すことで、成果が“偶然”から“必然”に変わります。
6. Excelで再現できるターゲティングシート構成
上記5習慣を可視化し、継続できる形に落とし込むのがExcelシートです。 以下の構成で作成すれば、誰でも「勝ち続けるMR」の思考をデータで管理できます。
- 顧客マスター: 医師名/施設/ランク/市場規模/競合比率
- 訪問スケジュール: 日時/目的/リソース/ゴール
- 面談メモ: 医師発言/課題/次回提案テーマ
- KPI管理: 月別Aランク接触率/シェア変化/案件進捗
- 改善ログ: 問題・原因・対策・結果
条件付き書式やピボットを用いれば、“重点顧客の活動率”や“課題別対応履歴”を自動抽出可能です。
7. まとめとキャリアの次ステップ
MRとして“勝ち続ける”人に共通するのは、**再現性のある思考と習慣**を積み重ねていること。 逆に言えば、それを仕組み化できれば誰でもトップMRに近づけます。
環境が変わる中で、これまでの営業スタイルに限界を感じている方も多いでしょう。 そんな時こそ、**「自分の再現性をどこで発揮するか」**を見直すタイミングです。
もしあなたが「より戦略的に動けるポジション」「KAM/マーケ連携型の新しい営業職」へのキャリアアップを検討しているなら、 専門エージェントの活用もおすすめします。
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