第一三共の主力抗がん薬エンハーツの進化は止まらない!!新たな適応拡大とMRのやりがいを徹底解説!



第一三共の主力抗がん薬エンハーツの進化は止まらない!!新たな適応拡大とMRのやりがいを徹底解説!

第一三共の主力抗がん薬エンハーツの進化は止まらない!!
新たな適応拡大とMRのやりがいを徹底解説!

エンハーツとは?

エンハーツ(一般名:トラスツズマブ デルクステカン、T-DXd)は、第一三共とアストラゼネカが共同開発する抗HER2抗体薬物複合体(ADC)です。HER2陽性のがんに対する革新的な治療薬で、従来の抗HER2療法が奏功しにくい患者にも高い有効性を示しています。

これまでの適応症と治療の課題

  • HER2陽性乳がん(再発・転移)
  • HER2低発現乳がん
  • HER2陽性の切除不能または転移性胃がん
  • 非小細胞肺がん(HER2変異陽性)

特に「HER2低発現乳がん」への適応は、HER2陰性と分類されていた患者群に新たな治療オプションをもたらし、がん治療の概念を覆すブレイクスルーとされました。しかし、疾患によっては予後不良な症例も多く、早期の治療介入が重要視されています。

最新情報:子宮内膜がんへの新たな挑戦

2025年6月、第一三共はHER2発現の子宮内膜がんを対象としたエンハーツの第3相臨床試験(DESTINY-Endometrial01)を開始しました。これは、pMMR型(ミスマッチ修復機構が正常)の進行・再発子宮内膜がんに対し、免疫チェックポイント阻害剤との併用療法として、従来の化学療法との比較を行うものです [oai_citation:0‡20250610_J.pdf](file-service://file-9rnFJLW1N2edxPNLcjkUwM)。

子宮内膜がんは婦人科がんで2番目に多く、2022年には世界で約42万人が新たに診断され、9万7千人以上が死亡しています。特にpMMR型は従来治療の効果が限定的で、新たな治療選択肢の登場が待ち望まれていました。

エンハーツの作用機序と優位性

エンハーツは、HER2を標的とした抗体とトポイソメラーゼI阻害薬「DXd」をリンカーで結合したADCです。がん細胞表面のHER2に結合し、細胞内に取り込まれた後、DXdが放出されてがん細胞を破壊します。以下の点で高く評価されています:

  • バイスタンダー効果:HER2陰性の周辺がん細胞にも影響を与える
  • 高い薬物送達効率:がん細胞に集中的に作用し副作用を軽減
  • 幅広い適応可能性:乳がん、胃がん、肺がん、そして子宮内膜がんへと適応拡大中

今後の適応拡大と期待

第一三共のADCパイプラインには、7種のADCが臨床開発中であり、HER2以外にもTROP2、HER3、B7-H3など多様なターゲットに取り組んでいます。今後、より多くのがん種や治療ラインへの展開が期待され、エンハーツはがん治療の中心的存在になる可能性があります。

エンハーツを扱うMRのやりがい

高いエビデンスに裏打ちされた製品を扱うMRとして、医療従事者からの信頼も厚く、社会貢献性の高い領域で働ける喜びは計り知れません。適応拡大により、他領域の専門医との連携も広がり、自身の成長にもつながります。常に最先端の情報と科学を武器に、がん治療の最前線を担う誇りを持てる仕事です。

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