SPECIALIZED CAREER STRATEGY
領域特化型転職のススメ
「喘息やCOPDの吸入薬を売る毎日。私の専門性はこのままで頭打ちにならないか?」
現在、プライマリー領域で呼吸器系薬剤やバイオ医薬品を担当しているMRの皆様、今まさに「千載一遇のチャンス」が訪れようとしているのをご存知でしょうか。
2026年現在、外資系新興バイオベンチャーの日本市場参入が相次いでいます。中でも注目すべきは、これまで有効な治療選択肢が乏しかった「気管支拡張症」などの難治性呼吸器疾患に対する画期的な新薬の上市です。立ち上げメンバーとしての参画は、MRとしての市場価値を数段引き上げるプラチナチケットとなります。
本記事では、プライマリーMRがこれまでの経験を武器に、専門領域(スペシャリティ・バイオ)へのキャリアアップ転職を成功させるための「5つの具体的アクション」を徹底解説します。
外資系バイオベンチャーの立ち上げ求人は「非公開」が原則です
難治性呼吸器疾患などの新規立ち上げ案件は、一般の求人サイトには出回りません。ハイクラス・外資系に強いエージェントの非公開求人を握ることが最初のステップです。
アクション1:現在の医師KOLとの「コネクションの最大化」
バイオベンチャーが立ち上げ時に最も欲しがる人材は、「すでにその領域のキーマン(KOL)と深いパイプを持っているMR」です。
現在あなたが喘息やCOPDで訪問している呼吸器専門医や大学病院の教授陣は、そのまま難治性呼吸器疾患のターゲット医師と重なります。しかし、単に「顔見知り」であるだけではアピールになりません。
- 面接でのアピール例:「〇〇大学の△△教授とは、喘息の重症化予防の観点で定期的にディスカッションを行っており、新規メカニズムの薬剤に対するアーリーアダプターとしての傾向を把握しています。」
「誰を知っているか」ではなく、「そのKOLが新しい治療法に対してどう動くか(処方行動の癖)」まで把握していることを証明できるよう、日々の面会を設計してください。
アクション2:製品軸で「親和性と関連性」を持たせるテクニック
「気管支拡張症の薬は扱ったことがありません」と答えるのは二流です。一流のMRは、現在扱っている製品のメカニズムを因数分解し、新薬との親和性を面接官にプレゼンします。
現在の経験(喘息バイオ等)
好酸球などの炎症カスケードの理解。高薬価なバイオ製剤の導入ハードルを越えるための、医療経済的アプローチと院内フォーミュラリー突破の経験。
新薬への転用(好中球・難治性等)
「炎症メカニズムのターゲットが変わるだけで、高額新薬を早期に院内採用させ、対象患者をスクリーニングするプロセスは私の現在の強みそのものです」と紐づける。
アクション3:患者導線(ペイシェント・ジャーニー)の見える化
気管支拡張症などの疾患は、患者が「慢性的な咳や痰」を訴えてから、正しい診断(HRCTなどによる確定診断)にたどり着くまでに長い時間がかかります。
プライマリー領域で開業医(GP)から基幹病院(HP)への病診連携を構築してきた経験は、ここで爆発的な威力を発揮します。
「私は現在、地域のクリニックから〇〇医療センターへの喘息患者の紹介ルートを〇件構築しました。この病診連携のネットワークは、難治性の慢性咳嗽患者の中から真のターゲット患者を見つけ出し、専門医へ送るペイシェント・ジャーニーの構築にそのまま流用できます。」
このように、「私を採用すれば、患者がどこに埋もれているか即座に見つけ出せる」という網羅的なアクション力を提言してください。
アクション4:「置き換え法」の活用で即戦力と評価される
面接において最も有効なテクニックが「置き換え法(If I were you アプローチ)」です。未経験の疾患領域であっても、すでにその会社のMRであるかのように振る舞います。
【実践!置き換え法のトークスクリプト】
「御社の新薬が上市されたと仮定します。私の担当エリアである〇〇県の呼吸器市場においては、まずA病院のB先生をキードクターとしてターゲティングします。なぜなら彼はマクロライド系抗菌薬の長期投与に限界を感じており、新規メカニズムへの渇望感が強いからです。私なら入社後1ヶ月でB先生との合意形成を取り、そこをハブとしてエリア全体へ波及させます。」
ここまで解像度の高い戦略を語れるプライマリーMRは一握りです。採用側は「明日からでも現場に出てほしい」と前のめりになるはずです。
アクション5:転職エージェントとの「細かな戦略協業」
立ち上げベンチャーの選考は、通常の転職とは次元が異なります。社長や本部長クラスとの面接が連続し、ビジネスケース(プレゼン課題)が課されることも珍しくありません。
ここで重要になるのが、「企業側の内部事情(レジュメのどの部分を評価しているか、面接官の性格など)」を熟知しているトップエージェントとの協業です。単に求人を紹介してくるだけのエージェントは排除し、戦略パートナーとして伴走してくれるコンサルタントを見つけてください。
バイオベンチャーへのキャリアアップを確実にするために
外資系製薬メーカーの立ち上げフェーズや、スペシャリティ領域(呼吸器・オンコロジー・希少疾患)のハイクラス求人において、圧倒的なパイプと面接対策のノウハウを持っているのがJAC Recruitmentです。
「今の呼吸器経験でどこまで挑戦できるか」を測るだけでも、一度プロのコンサルタントと戦略会議を行うことを強くお勧めします。
まとめ:プライマリーMRの逆襲が始まる
「呼吸器科のプライマリーMR」という現在のポジションは、決してキャリアの終着点ではありません。むしろ、高度な病診連携スキルと圧倒的な行動量を身につけたあなたが、難治性疾患という新たなフロンティアに挑戦するための最強の助走期間なのです。
市場が大きく動く今、今回紹介した5つのアクションを実践し、ご自身の市場価値を最高値で売り込んでください。あなたの次なる挑戦を応援しています。
運営者:海里(かいり)
バイオベンチャーMRとしての知見をベースに、MRの生存戦略を発信中。

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