MR転職志望者必見!リジェネロンの屋台骨デュピクセントのこれまでとこれからを深掘り!

MR転職志望者必見!リジェネロンの屋台骨デュピクセントのこれまでとこれからを深掘り!

「今、最も勢いのある製薬企業はどこか?」

そう問われれば、多くの業界関係者が「リジェネロン」と答える時代が、もうそこまで来ています。

特に、サノフィとの提携によって生み出された『デュピクセント(一般名:デュピルマブ)』の存在は、リジェネロンの名を世界中に知らしめる大きな原動力となりました。既に皮膚科・呼吸器科・耳鼻科の領域でブロックバスターとなったこの抗体医薬品は、今後さらに複数の適応拡大を控え、その成長は止まることを知りません。

本記事では、そんなデュピクセントの開発パイプラインと各適応疾患における未解決の医療ニーズ、そしてリジェネロンという企業がなぜ今、転職先として魅力的なのかを徹底解説します。

1. デュピクセントの新たな挑戦:パイプラインで進行中の適応症

デュピクセントはIL-4/13シグナル経路を阻害することで、Th2炎症に基づく疾患に効果を発揮する画期的なバイオ医薬品です。これまでの適応症(アトピー性皮膚炎、喘息、慢性副鼻腔炎など)に加えて、現在開発中の適応症は以下の通りです:

  • 慢性特発性じんましん(CIU)
  • 好酸球性食道炎(EoE)
  • 食物アレルギー(ピーナッツ・木の実・牛乳など)
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)
  • 花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)
  • アレルギー性結膜炎

ここからは、これらの疾患における治療の現状、課題、そしてデュピクセントのポテンシャルを個別に深掘りしていきます。

2. 各疾患を深掘り!デュピクセントがもたらす希望

(1)慢性特発性じんましん(CIU)

慢性特発性じんましんは、6週間以上繰り返すかゆみと発疹を伴う皮膚疾患で、日本国内で推定40万人以上の患者がいるとされています。

抗ヒスタミン薬が第一選択ですが、30~40%の患者が十分な効果を得られないという報告があり、重症患者にとってはQOLが著しく低下します。デュピクセントはIL-4/13経路の抑制により、ヒスタミン非依存性の炎症にも作用する可能性があり、まさに新たな治療の柱となり得るのです。

(2)好酸球性食道炎(EoE)

EoEは、慢性的な嚥下困難や胸の違和感を引き起こす疾患で、米国では10万人以上の患者が存在します。日本では現在、承認された治療薬がなく、ステロイド内服や除去食といった治療が中心です。

すでに米国ではデュピクセントがEoEに対してFDA承認を取得しており、日本でもP3試験が進行中。治療選択肢が存在しない現状を根底から変える可能性を秘めています。

(3)食物アレルギー(ピーナッツ・木の実・牛乳など)

アレルギーによるアナフィラキシーショックは命に関わる深刻な問題です。ピーナッツや木の実アレルギーは小児に多く、重篤な反応が出ることも多いため、食生活に大きな制限がかかります。

現在、デュピクセントは食物アレルギーに対してもアレルギー閾値の上昇を促す可能性が示唆されており、安全性・有効性の面で期待が高まっています。臨床試験では、重篤な反応の発生率を有意に減少させた報告もあります。

(4)COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは全世界で3億人が罹患しており、日本でも約530万人が潜在患者とされる疾患です。現在の治療は吸入薬による対症療法が中心ですが、炎症性表現型に合った個別化治療が進んでいません。

デュピクセントは好酸球優位型COPDにおいて効果を示す臨床データがあり、喘息治療と同様のアプローチが可能になると見られています。吸入薬以外の新たな生物学的製剤として市場を広げるでしょう。

3. デュピクセントの市場規模と将来性

デュピクセントの2023年の売上は全世界で約12.2ビリオンドル(約1.8兆円)。これは前年比44%の成長であり、既存適応の市場浸透と、新規適応による拡大がその原動力です。

さらに、上記で述べた新たな適応症が順次承認されれば、デュピクセント単独で売上2兆円を超えるメガブロックバスターになる可能性が高いと言われています。

4. リジェネロンで働くという選択肢

リジェネロンはアメリカ発のバイオテック企業ですが、日本法人も急成長を遂げています。2025年には社員数を300人→400人へ増員する計画があり、デュピクセント部門も着実に拡大中です。

新たな領域、パイプライン、採用の活発さ。転職希望者にとっては、今がまさにチャンスと言えるタイミングです。

5. 併売体制の難しさと今後の課題

デュピクセントはリジェネロンとサノフィの共同販促製品であるため、情報提供の制約や、営業戦略の調整、将来的なパートナーシップの方向性に不透明な部分が残ります。

また、すでに売上が高い皮膚科・呼吸器科領域においては、MRに求められるレベルも非常に高く、学術力・プレゼン力・戦略的視点のすべてが求められるハイパフォーマンスな仕事です。

6. まとめ:今、リジェネロンでデュピクセントに携わるということ

医療の未来を切り拓く製品に携わりたい――そんな想いを持つMRにとって、リジェネロンは絶好の舞台となるはずです。

患者に希望を届けるデュピクセントは、今後ますます新しい領域で使われていきます。企業としての成長、パイプラインの強さ、そしてその最前線に立てる魅力は他に代えがたいものです。

今こそ、医療の進化を担うMRとして、あなた自身のキャリアも大きく進化させる時です。

リジェネロン × デュピクセント――それは「次世代MR」のシンボルになるかもしれません。

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