MRからのキャリアアップ先ランキング!製薬業界で“次に目指すべきポジション”はこれだ
「MRの将来ってあるの?」「このまま続けていていいのか不安…」
そんな声が年々増えている今、“MRからのキャリアアップ”は製薬業界において最も注目されているテーマの一つです。
この記事では、現場経験を活かしてステップアップできる人気&成長性の高い職種をランキング形式で紹介。さらに、どんなスキルが求められるのか、キャリア戦略まで深掘りしていきます。
第1位:メディカルアフェアーズ(MA)
堂々の1位は、近年急速にポジションが増えているMA(メディカルアフェアーズ)。医師やKOLと高いレベルでの科学的対話を行い、医学的な価値提供を担う職種です。
MR経験者にとってのメリット:
- 医療者とのコミュニケーションスキルがそのまま活かせる
- 営業的プレッシャーがなく、科学的な会話に集中できる
- 年収も800万〜1,200万円クラスとハイレベル
近年では、オンコロジー・希少疾患・免疫系などの領域で、MAの役割が拡大。MRからの“王道キャリアチェンジ”となりつつあります。
第2位:マーケティング部門(PM・戦略担当)
製品戦略やプロモーション施策の立案を担うマーケ部門。「現場を知るMR出身者」は極めて重宝される存在です。
ポイント:
- 現場での医師の声を知っているからこそ、リアルな戦略を作れる
- ポジショニング次第では年収1,000万円超も現実的
- キャリアの幅(本社・グローバル職など)を広げやすい
特に新薬ローンチ経験のあるMRは、マーケ側からも引く手あまた。
デジタルプロモーションや患者支援プログラム(PSP)など、マーケティングの枠組みも進化しており、やりがいは十分です。
第3位:研修担当(トレーナー・教育企画)
若手MR育成やスキルアップ支援を行う研修担当職。教育好き・伝えるのが得意なMRにおすすめです。
特徴:
- 自分の営業経験を“言語化して伝える力”が求められる
- 教育設計、コンテンツ開発などにも関われる
- 講師役として社内外で活躍のチャンスも
プレイヤーとして走ってきたからこそ、後進を育てるやりがいは格別。MR人生を“次のステージ”へ移したい人にぴったりの選択肢です。
第4位:PMS・安全性・薬事ポジション
副作用情報の収集・報告や、薬事関連業務を担うポジションも、MRからのキャリアチェンジ先として注目されています。製品の安全性管理や承認関連対応を行うため、論理的な対応力と正確性が求められます。
メリット:
- 専門知識を高めながら業界内で価値あるスキルを蓄積できる
- 将来的に本社職、国際部門にもキャリアがつながる
- 外資・日系問わずニーズが安定している
特に、MR時代に副作用情報をしっかり扱ってきた人は、移行後もスムーズに活躍可能です。
第5位:人事・採用・組織開発ポジション
少し意外に思えるかもしれませんが、「人を見る目」が養われているMRは、人事領域でも活躍できます。特に、採用担当や人材育成領域にMR経験者を起用する企業も増えています。
こんな人に向いている:
- 人の成長に関わる仕事がしたい
- 営業よりも“組織づくり”や“文化づくり”に関心がある
- 他業界との橋渡しもやってみたい
人事職は、将来的にスタートアップやコンサル、ヘッドハンターなどの異業界キャリアにもつながる柔軟性を持っています。
MR経験者が“その後のキャリア”で勝つための共通戦略
では、実際にキャリアアップを成功させているMRたちは、どんな共通点を持っているのでしょうか?以下の3点がよく挙げられます:
- 領域特化:オンコロジー・希少疾患など専門領域での深い知見
- 社内ネットワーク:他部署との横断的つながりがある人は声がかかりやすい
- 自ら学ぶ姿勢:社外資格、英語力、学会参加などを通じて差別化
MRという経験は「営業職」にとどまりません。戦略家・教育者・科学の伝道者としてのキャリアを広げられる貴重なポジションなのです。
まとめ:今こそ“次のステージ”へ
MRとしてのキャリアに迷いや不安を感じたときこそ、新たなチャレンジのチャンスです。現場で積んできた経験は、製薬業界のあらゆる職種に通じる武器になります。
「MAとして医療にもっと深く関わりたい」「マーケティングの視点で業界を動かしたい」
そんな次の一歩を、本気で考えるタイミングが“今”かもしれません。
次回は、実際にMR→MA・マーケに転身した人のリアルインタビュー形式で、転職の実情や心構えを深掘り予定です。お楽しみに!
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